外構工事、費用50万円でどこまでできる?費用の相場と優先順位の決め方を解説!


やばい、外構工事の費用が50万円しか残ってない……。
この記事ではこのようなお悩みにお答えします。



50万円の費用であれば、優先順位を決める事から始めましょう!
家を建てる時に以外と忘れられがちな外構工事、家の設備にお金をかけすぎて気がつけば「外構に使うはずの予算まで使ってしまった」という方は以外と多いです。


例えば50万円の予算だと既に出来上がったお庭のワンポイントリフォームであれば十分ですが、外構一式工事をするには少し物足りないというのが正直なところです。



やっぱり厳しいのね……。
じゃあ外構は諦めるしかない?



そんなことは全くありません!
できる所から少しづつ進めていくことで理想の外構を手に入れることができますよ。
この記事でわかること
- 当サイトは外構専門店の店主が自社ホームページには書けない、外構についての裏事情やその他もろもろについて書いているブログです。
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一般的な新築外構工事は100~200万円が多い





そもそも、外構工事をしようと思うとどのぐらいのお金がかかるの?



僕の経験上一番多いのは、新築外構の場合100万円~200万円の間です。
外構費用の平均相場


外構工事は1つ1つの工種にこだわりすぎると簡単に200万円、300万円と高額になっていってしまいます。



予算の都合もあるので、道路正面から見えない箇所は安い素材の商品を使ったりして150万円前後に納める方が多いですね。


50万円以下の予算となるとしたい工事が十分にできない可能性が高いです。



やっぱりそうなのね……。
でも7.5%ぐらいの人が50万円以下になってるけど?



その場合は必要最低限の工事だけを先に済ませておいて、ある程度貯金ができてから残りの工事をしていくことになります。
50万円の外構工事は優先順位を決めることが大切


そのために重要なのはあなたの状況から何が必要なのかを考えて、その工事をしっかりとやってもらえる外構業者を選定すること。


あとは、それぞれの業者の得意分野を見極めることが大切です。



工事はやり直しは効かないので、価格だけで決めてしまうとあとで後悔することになってしまいます。
納得のいく商品選びをすることが大切です。



確かに、毎日見る部分が納得いかないとテンション下がりそうだもんね……。
外構工事の価格は単価(1m・1㎡・1製品あたりの価格)というのがある程度決まっていて、それよりも大幅に安くなることはありません。
予算によってどのぐらいの工事ができるか、価格相場を知りたい方はガーデンプラスやエクスショップのサイトで工事金額も含めた施工実績が見れるので参考にしてみると良いでしょう。
この2サイトは業界でも最安クラスの価格で提供しているので、一般的にはこの価格よりも1~2割程度は余分にかかると思っておいたほうがいいかもしれません。
相場よりもあまりに安い業者を選んでしまうと手抜き工事をされたり、技術の無い職人が来て仕上がりが雑になる可能性が高くなるので、あくまでも適正価格の範囲内で業者を決めることが重要です。



会社によって仕上がりが違うなんてこと本当にあるの?



コンクリート土間のような一発勝負の工事は職人の腕によって仕上がりが大きく変わります。逆にウッドデッキや物置のような工場で作られた商品の組み立てがメインの工事は比較的問題になることが少ないです。


予算50万円の外構工事、優先順位のつけ方





予算50万円でどこの工事から始めたらいい?



絶対に必要なものや家に住み始めたら工事が難しいところから先に終わらせるようにしましょう。
基本的には絶対に必要な表札やポスト・インターホン等が建物に備え付けてない場合は最優先にし、その次は駐車場、フェンスといった優先順位にすることがおすすめです。
工事価格の目安
商品 | 単位 | 価格目安 |
---|---|---|
機能付門柱 | 1基 | 10万円~ |
駐車場(土間コンクリート) | 1台 | 10万円~20万円 |
カーポート | 1基 | 15万円~ |
フェンス(高さ0.6m) | 1m | 7000円~ |
目隠しフェンス(高さ1.5m) | 1m | 2.5万円~ |
物置 | 1基 | 5万円~50万円 |
玄関アプローチ | 1箇所 | 10万円~ |
機能付門柱(表札・ポスト・宅配ボックス等)


費用の目安
10万円~35万円程度
表札・ポスト・インターホン等の設備がもし家に備え付けてない場合は、郵便物が受けとる事ができなかったり来客に気が付くことができなかったりと、普段の生活に支障をきたすので最優先で設置しましょう。



おすすめの機能門柱を4つ、紹介します。
価格重視なら シンプレオ ポストユニット1型(YKK AP)
素材にこだわった機能門柱 ファンクションユニット ウィルモダン(LIXIL)
組み合わせ自由な機能門柱 ウォールスクリーン ファンクションユニット門袖(LIXIL)
宅配ポストも必要なら スマート宅配ポスト(LIXIL)



この4つの商品が売れ筋です。
組み合わせ次第でどんな外観のお宅にもマッチするのでおすすめです。
駐車場(土間コンクリート・カーポート)


費用の目安
土間コンクリート 15万円~
カーポート 15万円~
駐車場をコンクリート舗装にする場合、1㎡あたり1万円~1万5000円程度の費用がかかります。
工事面積の大小に関わらず重機の運搬等の費用は一律でかかるので、面積が小さければ1㎡あたりの価格は割高に、逆に大きければ割安になります。



広さにもよりますが車1台分の駐車場で18万円~25万円程度、車2台分なら30万円~40万円程度が目安ですね。
コンクリート工事は下地作りと型枠・目地設置に2日程度、打設(コンクリートを流し込むこと)に1日、養生として数日間の合計1週間程度は車をとめることができなくなるので、入居前に優先して工事することが多いです。



おすすめのカーポートを紹介します。
定番中の定番・確かな性能と低価格を両立 アリュース600タイプ(YKK AP)
耐久性抜群!積雪地帯用カーポート ジーポートPro(YKK AP)



50万円の予算は超えてしまいますが、積雪地帯では折版屋根のカーポートが安心です。
積雪量も参考にしながら選ぶようにしましょう。
比較的気候が安定している地域は良いですが、積雪地帯や、台風の影響を受けやすい地域でのカーポート選びは難しいです。
住んでいる地域に根差した外構屋さんであれば、どのカーポートを選べば良いかを熟知しているはずなので、一度相談してみるとよいでしょう。
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カーポートはエクスショップの方が安い?



カーポートの価格だけならエクスショップの方が安い可能性が高いです。
ただ、土間コンクリート工事も一緒に頼むとなると地元の外構屋さんの方が価格的にも施工技術的にも有利ですね!


業者選びはカーポート単体で工事する場合はエクスショップ、土間コンクリートとカーポートを同時に工事をする場合は地元の外構業者と使い分けると良いでしょう。
外構業者選びはこちらの記事をcheck▼▼▼




境界フェンス


費用の目安
フェンス 1mあたり7,000円~
お隣の敷地との境目に設置するフェンスのことを境界フェンスと言います。
もう既にコンクリートブロック等で境界がはっきりしている状態であればあえてフェンスをせずにそのままにする方も多いですが、お隣さんとの関係を良好にするためにも工事しておくことをおすすめします。



うちの子も目を離したらお隣さんの敷地に入ってる時があるからヒヤヒヤする。



それならコスパ重視のフェンスをいくつか紹介します。
とにかくコスパで選ぶなら イーネットフェンス3F型(YKK AP)
こちらも安い。たて格子タイプ ミエッタフェンス(ValueSelect)
物置


費用の目安
5万円~50万円
車用品や趣味の道具など、家の中で保管するとかさばるものを保管するのに物置があると便利です。
物置のメーカーにこだわりが無ければ、定番のイナバ物置、ヨド物置、タクボ物置の3社の中から選ぶことをおすすめします。



物置といえばこの3社と言われるぐらい人気があります。
価格が安い上に耐久性も抜群です。
こちらはエクスショップも安いですが、ホームセンターに行くと安く売られている場合があります。
実物を見ながら決めることができるのでおすすめです。



何でもインターネットが安いわけじゃないのね。



そうですね。
色々見てまわって比べてみましょう!
イナバの人気商品 シンプリー(ヨド物置)
開閉部が広々 エスモ(ヨド物置)
超定番! グランプレステージジャンプ(タクボ物置)
大型物置なら エルモ(ヨド物置)
駐車場と一体型で使い勝手抜群 Mr.ストックマン プラスアルファ(タクボ物置)
コラボ商品もおすすめ(ヨド物置)
玄関アプローチ


費用の目安
10万円~
玄関アプローチは、何もしなくても生活できないわけではありませんが、必ず目につく場所なので見栄え良くしておきたいという方は多いです。



建物に備え付けで表札やポストが付いている状態であれば、駐車場とシンプルな玄関アプローチで50万円以下に納まる可能性は十分あります。



確かに雨の日に玄関が土汚れでドロドロにならないように駐車場から玄関までの工事は早めに終わらせておきたいかも。
玄関回りは来客があった時に必ず通るので家の第一印象を決定すると言っても過言ではない場所です。
また、玄関アプローチがないと雨の日に家の中まで土汚れがついてしまったり、水たまりで靴が濡れてしまったりと生活面にも支障をきたしてしまう場合もあるので早めに工事しておきたいことでしょう。
玄関アプローチはDIYも可能


実は玄関アプローチはDIYで工事する方も多いです。



そうなの?
何か失敗して見た目が悪くなりそう……。



れんがや枕木を埋めたりモルタルで少し固めるだけなら納得できるまで何度でもやり直すことができるので、実は他の工事よりも難易度が低いです。
プロがしたような完璧な仕上がりにするのは難しいかもしれませんが、家族みんなで協力して作ることで思い出にもなりますし、何より楽しいです。
工事に複数回に分けるときは最終的な仕上がりを先にイメージしよう


外構工事を複数回に分けてする場合は、将来的なイメージを先に決めておくことがポイントです。
1回目の工事で施工した物が邪魔で2回目の工事が出来ずに一部取壊しになった場合、その取壊し費用が余分にかかってしまうことになります。
特に玄関アプローチや門柱・フェンスの取り合いの部分で工事を分ける場合は入念に業者と打ち合わせするようにしましょう。





少し難しいかもしれませんが、理想の外構を手に入れるために頑張りましょう!
よくある質問(FAQ)


- 外構費用50万円で実現可能な具体的な工事内容は何ですか?
-
50万円の予算でできる外構工事は、防草シートと砂利敷きによる雑草対策、インターロッキングやタイルを使った玄関アプローチの舗装、小さめのウッドデッキの設置などを組み合わせることが可能です。フェンスの設置や植栽なども、素材や範囲を調整することで実現できます。
- 50万円の予算で、子どもが安全に遊べる庭を作ることはできますか?
-
可能です。砂利敷きや人工芝を敷いて安全な遊び場を作る、もしくは小さめのウッドデッキを設置する、といった方法があります。ブランコなどの遊具を設置するスペースも確保できます。
- 50万円で、雑草対策と駐車スペースの確保を両立できますか?
-
駐車スペースの広さによって異なります。防草シートと砂利敷きで雑草対策をした上で、1~2台分の駐車スペースをコンクリートで舗装することは50万円の予算でも十分可能です。しかし、それ以上の駐車スペースを確保するのは難しいです。砕石敷きにするなど、費用を抑える方法を検討すると良いでしょう。
- 外構工事の業者を選ぶポイントは?
-
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。価格だけでなく、提案内容、施工事例、アフターフォローなども確認しましょう。お客様の希望や予算を理解し、適切な提案をしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
- 50万円の予算で、庭をおしゃれに見せることはできますか?
-
可能です。例えば、花壇を手作りしたり、DIYで作った棚に鉢植えを飾ったりすることで、費用を抑えながら庭をおしゃれに見せることができます。照明を効果的に設置するのも良いでしょう。
- 庭づくりで失敗しないためには、どのような点に注意すれば良いですか?
-
まず、庭に求める機能や優先順位を明確にすることが重要です。「雑草対策」「子どもの遊び場」「駐車スペース」など、何が必要なのか、何が重要なのかを家族で話し合い、整理しましょう。そして、複数の業者に見積もりを依頼し、提案内容や費用を比較検討することで、失敗のリスクを減らすことができます。
まとめ│予算50万円で外構工事を成功させるなら優先順位が大切
この記事では、工事予算が50万円の時の外構工事進め方についてまとめました。
この記事の結論
- 一般的な新築外構工事は100~200万円かかる
- 外構工事の優先順位をつける。
- 工事に複数回に分けるときは最終的な仕上がりを先にイメージする。
できる所から少しづつ進めていくことで理想の外構を手に入れることができるので、是非頑張ってみて下さい。



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