【いつから考える?】外構工事業者を検討し始めるベストなタイミング、計画の立て方。
外構業者についてはいつから考え始めればいいの?
このようなお悩みを解決します。
家のプランが固まり始めたら外構業者を探し始めましょう。
家づくり、楽しんでますか?
「楽しんでる!」って方も「決めなきゃいけないことがありすぎて疲れた」って方もいると思いますが、『外構工事』についても、早いうちから考えていきましょう。
私が思う『いい家』というのは『家族が安心して暮らせる家』だと思っています。
どんな家具を選んでも違和感がないように壁紙はシンプルなもの、お洒落なキッチン・バスルームもいいですが、機能性を重視することが大切です。
でもその分、外構は自由でいい。
そこに住んでいるあなたがどんな人で何が好きなのか、想像できるような外構を見たときに「いい外構だな」って私は思います。
確かに、家づくりは大変です。
でもその忙しい家づくりの合間に、少しだけ想像してみてください。
休日に一歩、家から出てあなたは何をしているでしょうか?
私の場合は家族や友達とバーベキューをするのが夢でした。
このページは自由な発想で楽しめる外構について、知ってほしいことを書いているので、家づくりの気分転換に見てほしいです。
- 外構業者を探し始めるタイミング。
- 外構について早めに考える必要性。
- 具体的にどのように進めていくといいのか。
外構について考えるタイミング
大切なことなのでもう一度いいますが、外構業者について考えていくタイミングは家のプランニングが決まり始めた時です。
ちょっと早すぎない?
多くの方がそう感じるかもしれませんね。
でも全くそんなことはなく、専門家の中には「プランニングよりも先!」とまでいう人も少なくありません。
当サイトの他の記事でも書いているのですが、土地に対してどの位置に家を建てるかによって外構は変わるということもあり得ます。
詳しくはこちら。
私も土地を用途毎に区切ってイメージを膨らませる【ゾーニング】だけは、土地が決まった時点でしておくことをおすすめしています。
しかし実際のところ、家を建てた方のほとんどが家が完成間近になってから外構工事について考え始めています。
その多くの方が「もっと早く外構の検討を始めておけばよかった」と感じているんです。
なぜ、外構の検討は早い方がいい?
どうして早く外構について考えないといけないの?
その理由は2つです。
早い方がいい理由
- 理想の庭づくりには時間がかかる。
- 外構の予算を残しておくため。
理想の庭づくりには時間がかかる
理想の外構を実現するには、何度もプランを練り直す必要があります。
ハウスメーカーや工務店の分譲地に多いですが、同じ大きさの土地に同じ家、同じ外構が数件並んでいるのはよくみかけますよね。
全く同じ予算でも、外構の作り方を工夫するだけで全く違う印象に変わるものなので、少しもったいないとも思ってしまいます。
外構の予算を残しておくため
ハウスメーカーや工務店はあくまでも家を建てるのが仕事なので、どうしても外構は後回しになってしまいます。
私自身もそうでしたが、家づくりをしていると様々なこだわりが出てきて、少しづつ価格が上がっていってしまいがちなんですよね。
でも、家づくりに使えるお金の上限は決まっています。
結果、家が建った時に「外構に使える予算がない!」ってなる人は多いです。
外構工事のお金を残しておけばいいのね?
その通りです。
その為に外構のお金がいくらぐらいかかるのか、前もって知っておく必要があります。
ここで注意してほしい事は、ハウスメーカー(工務店)の営業の言葉でよく聞く『外構は家の価格の○○割』とか『外構は○○円ぐらいかける人が多い』みたいなのは、あまり当てにならないということです。
外構工事も家づくりを同じであなたの為だけのオーダーメイドで作られるので、条件が全く違う人の例は参考程度に留めておきましょう。
外構予算は【内容】×【面積(延長)】×【現場条件】
じゃあ、外構工事の値段はどうやって決まってるの?
基本的には、【内容】×【面積(延長)】×【現場条件】です。
工事の内容(工種)
工事の内容(工種)が多ければ多いほど工事金額は上がります。
工事の内容(例)
- 土間コンクリート
- 機能門柱、表札
- ポスト
- 玄関アプローチ
- フェンス
- カーポート
etc.
例えば、駐車場のコンクリート+境界のブロック(フェンス)+機能門柱のように、工種が増えれば同じ土地でも金額は増えていきます。
施工面積(延長)
次は面積と延長です。
例えば、駐車場のコンクリートは『タイヤが乗る部分だけ』というように、工事をする範囲を少なくすることで価格は安くなり、逆に広い面積を施工すると高額になります。
ただし、面積が半分になったからといって、価格も半分ということにはなりません。
その理由は、面積が減っても重機や資材の搬送等の固定費は変わらないからですね。
施工面積 | 単価(㎡) | 価格 |
---|---|---|
35㎡ | 9,000円 | 315,000円 |
17㎡ | 10,000円 | 170,000円 |
このように、施工面積を減らすことで値段自体は安くなりますが、面積に対する金額は上がるということを覚えておきましょう。
現場条件
最後は現場条件です。
基本的に高低差が無く、全面道路が広い土地は価格を抑えることができ、逆に条件に制限があれば外構工事は高額になりやすいです。
何か、難しい。
そうですよね。
あなたの家の外構工事の値段がいくらになるかは、プロでもきちんと計算してみないとわからないんです。
あなたが今するべき『3つ』のこと
だからこそ家づくりのできるだけ早い段階で、外構について考えておきましょう。
家づくりの早い段階でするべきこと
- 理想の未来を想像する。
- したいことを元にゾーニングしてみる。
- その工事にかかる値段の相場を知る。
理想の未来を想像する
まずはあなたの家の外回りの空間をどのようにしたいのか、想像するところから始めましょう。
ガーデニング | バーべキュー | 家庭菜園 | ワークアウト | ドッグラン |
土地が広くないからと最初からあきらめるのではなく、とにかくリストに書き出してみることが大切です。
したいこと元にゾーニングしてみる
ゾーニングとは、土地をゾーンで区切ることです。
駐車場、玄関アプローチのような、絶対に必要なものから先に区切っていくとやりやすいです。
家の間取り図に、ぬり絵みたいに描いてみてもいいですね。
これはちょっと楽しそうかも。
楽しむことが大切です。
上手に描く必要もなければ、サイズ感がおかしくても関係ありません。
とにかく理想を書いてみましょう。
それをどうすれば実現可能なのかを考えるのがプロの仕事です。
その工事にかかる値段の相場を知る
ここまでできたら、それを業者に持っていきましょう。
ここは家を建てているハウスメーカー(工務店)でも、専門の外構業者でも構いませんが、理想を言うなら複数の見積りをとりたいですね。
その理由は、そうすることで外構の相場勘を鍛えることができるからです。
悩んだ末に外構業者を選んでも、ハウスメーカー(工務店)にそのまま依頼することになっても、自信を持って間違いない選択ができるはずです。
私自身は専門の外構業者に工事を依頼することをおすすめしていますが、検討した結果、ハウスメーカーや工務店に依頼する事も正しい選択だと思っています。
何を重視して業者を決めるかは人それぞれなので「何が正しい」とは言い切れないんですよね。
詳しい選び方の基準、特徴については別記事で詳しく書いているので、よかったらこちらも読んでみて下さい。
敢えて少し偏ったタイトルにしていますが、中身はハウスメーカーの利点についても説明しています。
まとめ
今日のまとめです。
Point
- 外構の検討は家のプランが決まり始めた時がベスト。
- 外構を成功させるには予算を十分残しておく必要がある。
- その為に工事がどれぐらいの金額になるか、知っておかなければならない。
- 外構の価格は、一度見積りをとってみないとわからない。
大変だと思いますが、理想の庭をつくるために必要なことなので頑張りましょう。
最初の業者選びに迷ったら『外構一括見積りサービス』というものもあるので、こちらを利用してみてもいいかもしれませんね。
詳しくはこちら
あなたの家づくりが上手くいくことを願っています。
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