外構系ブログ管理人『じゅんちゃむ』が、自分ちの外構工事をした時の話。
今回は私がマイホームを建てた時の外構工事についての実体験を書いています。
外構工事をどんな風に進めていけばいいのかわからなくて悩んでいませんか。
当サイトはそんなあなたが迷わないように、理想を叶える外構工事の進め方を私自身が家を建てた経験を元に発信しています。
外構工事を家を建てている工務店にそのまま依頼するのがいいのか、それとも専門の外構業者にするべきか。迷いますよね。
私の場合は最低限の工事だけを業者に依頼し、その他は自分でDIYで完成させるという方法を選びました。
この写真はその時の様子です。
今日はそんな私がどんな事を考えて、そしてどのような手順で外構工事を進めていったかを書いていきます。
- どのタイミングで考えればいいのか
- 外構工事を進めていく順番がわからない。
- その時に感じた事。
少しでもたくさんの方のこのような疑問を解決できるように書いているので、これからマイホームを建てようと計画している方も、現在家づくりの真っ最中の方も、是非参考にしてみて下さい。
ジュンチャムってどんな人?
まずは自己紹介をさせて下さい。
ジュンチャム(管理人)
私は『ジュンチャム』という名前で複数のブログを運営しています。
職業は、土木工事の現場監督兼作業員。主に市町村や都道府県が発注する公共工事の現場管理をしています。
とは言っても、一般的な中小建設会社なので現場によって立場が変わります。工事金額が1億円を超える工事の総責任者になる工事もあれば、数万円規模の工事で作業員としてスコップを持っている時もあれば、バックホウ(ショベルカー)のような機械に乗って穴を掘っている時もあります。
いわゆる、土木系何でも屋ですね。
職業柄、外構工事に必要なコンクリートやフェンス等、構造物の作り方や建設業の内部事情について熟知しています。
担当した工事が優良工事として表彰された経験もあるので、一応この業界ではプロフェッショナルと言っても良いでしょう。
その経験から、希望の方に外構関係のあらゆる相談に乗ったり、場合によっては実際に工事を請け負ったりしています。
工事の内容は様々で、半日で終わるような壊れた境界ブロックの補修のようなものもあれば、ゴールデンウイークのようなまとまった休みを利用して外構工事一式工事をすることもあります。
実際に工事を請負うのは近隣に住んでいる方のみですが、全国どこの方でも相談に乗りますよ。
マイホームの情報
そんな私も2018年にマイホームを建てました。
土地の広さは約168㎡(51坪)、その中に1Fの面積が57.3㎡の家が建っています。
こんなイメージですね。
地域にもよりますがマイホームを建てる時の目安となる土地面積は200㎡程度(60.5坪)と言われているので、至って平均的な土地の広さといえるでしょう。
この記事を見ている方も、これぐらいの土地の広さの方は多いと思います。
今日はこの至って普通な家(土地)を例に、外構工事をする為に必要な手順を伝えられれば幸いです。
外構工事について考えるタイミングは家のプランニングよりも先!
まず外構について考え始めるのタイミングは、土地が決まった瞬間です。
ウソでしょ?
早すぎない?
庭をどんな空間にするか決めるのは、この時期じゃないとできません。
この時期にしておかなければならないことは2つです。
- 庭をどんな空間にしたいかイメージする。
- 家の配置を考える。
具体的には、インスタグラムで気に入った写真を保存しまくっていました。
庭をどんな空間にしたいかイメージしよう
庭でどんな事がしたいか、どのような空間にしたいのかを家族で相談してみましょう。
- 友人を呼んでバーベキュー。
- 芝生の庭。
- 庭キャンプ。
- 家庭菜園。
- アウトドアリビング。
・・etc.
先に庭でしたいことをリストアップし、実現させるにはどのぐらいのスペースが必要かを考えることが大切です。
ジュンチャム家の場合
バーベキューができるようにしよう。
○○さんが庭で家庭菜園してて、楽しいらしい。
家庭菜園したい?
別にいい。
……。
こんな感じで、バーベキュースペースと、家庭菜園スペースを作ることが決定しました。
InstagramやPinterestのような画像メインのSNSで情報収集することで、イメージが膨らみやすいのでおすすめです。
家の配置を考えよう
イメージができたら、次は家の配置です。
この『家の配置』は家を建てる工務店(ハウスメーカー)任せにせず、意見を伝えることが大切です。
工務店やハウスメーカーに何も希望を伝えずにいると、道路から一番遠くの位置に家を建てるプランになりやすいからです。
もちろんこの形が一番土地を広く使うことができるので、最も無難な配置と言えます。
ただし、全面道路からスペースの全てを見ることができ、プライベートな空間は作りづらくなってしまいます。
リビングの延長にウッドデッキやテラスを作って家を庭の境界を少なくするアウトドアリビングが流行っていますが、この形では難しいですね。
その場合、家を少し全面に出して裏の外周を目隠しフェンスで囲むことで、同じ大きさ・形の家でもプライベートな空間を作ることが可能です。
駐車スペースが減る等のデメリットはありますが、庭でしたいことが明確にある場合、このような形を選ぶのもアリですよね。
家の配置パターンのメリット・デメリットについては、次に説明する『ゾーニング』も含めてこちらの記事で詳しく書いています。
我が家の場合、この形に決定しました。
西側が道路だったのね。
ウチの場合、屋根全面にソーラーパネルを載せることが確定していたので太陽光の恩恵を最大限に受けるこの形になりました。
考えていても、外構が最優先にはならないってことね。
そうですね。
ただ、リビングが道路に面しているわけではないので、プライベートな空間は作ることができるという判断をしました。
家のプランニングが始まったら『ゾーニング』をしよう
家のプランニングが始まったら『ゾーニング』をして全体のイメージをしていきました。
庭のスペースをエリア毎に区切ることをゾーニングといいます。
これをすることで、未来のあなたの暮らしを今までよりも具体的にイメージをすることができるので、業者と打ち合わせをする時にも楽になります。
先ほども紹介した記事ですが、こちらの記事で具体的な方法を書いているのでまだ読んでいない方は見てみて下さい。
ここで大切なのは、スペースを4つのゾーンに分けることです。
- 駐車スペース
- 玄関アプローチ
- サービスヤード
- メインガーデン(庭)
この4つですね。
大切なのは、駐車場と玄関アプローチです。特に駐車スペースは狭すぎると使い勝手が極端に悪くなってしますので、十分なスペースをとるようにすることが大切です。
重要な部分から順番に区切っていって、残った部分が『庭』となります。
こんな感じになりました。
駐車場に車をとめると、その奥の庭スペースは道路からは見えづらくなります。
こちらにウッドデッキを置いてプライベートな空間にし、アプローチ横のスペースで家庭菜園をするという計画にしました。
これに関しては前段階である程度イメージできていたので、すぐに終わりました。
プランが決まったら外構業者探しを始めよう
家のプランが決まり始めた頃~家の基礎ができる頃には、外構業者を探し始めましょう。
と、当サイトでも普段から言っているのですが、私の場合は業者に頼まず休日を利用して工事をすると決めていたので、この頃は自分でプランを練っていました。
これがその時のプランです。使用したソフトウェアはSketchupです。
このソフトは数年前まではGoogleが無料で提供していたものなので、もしかすると知っている方もいるかもしれませんね。
今はTrimble社が開発・提供しています。
無料版の『Sketchup Free』でもこれぐらいのモデルは3Dで描くことができるので、興味があったら使ってみて下さい。結構楽しいですよ。
ただ実際のところ、こういうのは外構業者が作るものなので、自分でする必要は全くありません。
DIYでなく外構業者に工事を依頼する場合は前段階でした『ゾーニング』のイメージを元に、見積りをとると良いでしょう。
外構業者の選ぶタイミング
それでも早い気がするけど、このタイミングじゃなきゃだめ?
ダメではありませんが、このタイミングがベストです。
その理由は、外構工事にかかるおおよその金額を知っていないと予算を残すことができないからです。
家づくりをしているとどうしてもこだわりたい部分がでてくるので、工事金額はどんどん大きくなっていきます。
外構工事をする時に「残りの予算ではしたいことが全然できない」というのが、外構工事で最も多い後悔ポイントなので、そうならない為にもできるだけ早い段階であなたの家の外構工事がどのぐらいの価格になるのかを知っておく必要がありますね。
詳しくはこちら
複数の業者から見積もりをもらおう
複数の業者から見積をもらうほうがいいの?
間違いなく複数の業者からとるほうがいいです。
相見積もりをとるというのは建設業界ではごく普通のことです。
複数の業者の見積りを比べることで、最も最適な業者を選ぶことができます。
相見積もりのとり方は大きく分けて2種類あります。
- プランの提案力を見比べる。
- ある程度の条件を決めておいて価格を見比べる。
プランの提案力を見比べる
まずはプランの提案力を見比べる場合。最低限の希望だけ業者に伝えて、出来上がったプランそのものを見比べます。
この場合、出来上がったプランはすばらしいものになる可能性は高いですが、複数の業者が全く違う見積りを持ってくることになるので、価格そのものを比べることは困難です。
ただ、自分で外構のイメージをする必要はないので、楽です。
ある程度の条件を決めておいて価格を見比べる
もう1つは、外構の大まかな形を自分で決めておいて、複数の業者に同じ条件で見積りをとるパターンです。
こちらのメリットは、全ての業者が同じ条件で価格を出しているので見比べやすいことです。価格があまりにも高い(もしくは安い)業者は避けることができるので適切な業者を選ぶことができる可能性が高いです。
事前にある程度の条件を決めておかなければならないという煩わしさはありますが、あなたがイメージした通りの外構が出来上がることでしょう。
相見積りをする業者は自分で探してもいいですが、こちらのような外構業者一括見積サービスを利用することで時間短縮にもなります。
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利用満足度・使いやすさ・安心度No.1!
無料で利用することができるので、とりあえず登録しておくことをおすすめします。
それってどんな仕組みなの?
詳しく知りたい。
そんな方の為に外構一括見積りサービスの仕組みと主要サイトを比較した記事があるので、気になった方はこちらを見てみて下さい。
業者の決定は少なくとも家の完成の2~3か月前には決めておかないと引き渡しに間に合わないので、余裕をもって考えていきましょう。
ハウスメーカーや工務店によっては家の引き渡し後でないと外構工事をすることができない場合もあるので事前に確認するようにしましょう。
いよいよ外構工事がスタート
家の引き渡しが終わって家に住み始めた後に外構工事をする場合、工事中は駐車場を別に用意しなければなりません。
私の場合、外構はDIYでする予定だったので引き渡し後にする予定にしていたのですが、その時丁度仕事が忙しくなってきたのと、車の駐車スペースだけは引き渡し時に完成していてほしいという気持ちもあったのでここだけは業者にお願いしました。
正直言うと、土間コンクリートはプロであっても多人数(2~3人)でするのが普通な上、日曜日は生コンクリートを出荷するプラントが休みになるので手配が面倒くさかったという理由も少しだけあります。
この記事を見ている方の中にはDIYで外構工事をしてみたいという方もいると思いますが、駐車場のコンクリートだけは業者に任せることをおすすめします。
玄関前アプローチのDIY
私が外構工事のDIYを始めたのは、家の引き渡しから約7か月後です。
丁度仕事が忙しかったので、何もせずにほったらかしにしていたらいつの間にか玄関前に大量の草が生えていました。
結構ひどいですよね……。
家が建つ前のこの土地は激しい草むらだったのですが、そんな土地に砕石を敷均す程度ではほとんど防草効果はありませんでした。
むしろ砕石が邪魔で草むしりがしづらい状態です。
道路から最初に見える所なのにとにかく見た目が悪かったので、ここから工事を始めることにしました。
イメージはこんな感じです。
このイメージと同じになるように、工事を進めていきました。
平板ブロック
庭、ウッドデッキ周り
ウッドデッキ周りはまだ完成していません。
ウッドデッキに上るための段差を作る予定にしていますが、小さな子供が自由に上り降りできるようになってしまうと2020年に生まれた下の子がそこから脱走してしまう可能性があるので、この部分はまだ完成させていません。
下の子が小学校に上がる2025年頃に再開して外構工事を完成させようと企んでいます。
このように、自分のペースで工事を進められるのがDIYのいいところですね。
おわりに
今後当サイトでは私自身の経験を元に、これから家を建て、外構工事について悩んでいる人にとって役立つ情報を発信しています。
こんな方におすすめ!
- これから家を建てようと思っている方。
- 今、マイホームを建築中の方。
- 外構のリフォーム工事を検討中の方。
- DIY外構工事をしてみようと思っている方。
質問や相談も受け付けているので、気軽に声を掛けてくださいね。
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